学園祭前後の話。この前の日記で色々書いていたとおり、気になって仕方の無かった学園祭。鬱の再発に怯えながらも少しだけ足を運びました。
 会うと鬱を再発してしまうような人も多いのですが、同じくらい会ってみたい人もいる、必ず会える補償なんてどこにも無いけど、会える可能性はあるので、と思っていたのに、…甘かった。
 ずっと裏方でいたから分からなかったのだが、ウチの大学の学園祭の規模のでかさは半端ではないのね。あちこちにいるナンパする男とナンパ待ちの女。多分どっちもほとんどがウチの大学とは関係ない人間なのだろう。その光景を見て、一年中どんなときでも盛りのついている唯一の動物である人類に嫌気がさすと共に、こんな奴らにナンパの場を提供する為に、昔裏方の幹部として必死で自分が苦労したことを思うと、「自分の青春って、なんだったのか?」という、きっと考えてはいけないことまで想起させられてしまった。
 もともと表の学園祭を知らないので楽しみ方が分からないのと、さっきのようなことを思い、やる気をなくした僕は、ただずっと学生プロレスと屋外ステージの間を無気力にうろうろするばかり。…何をやってるんだ。そんな中に友達から電話がかかってきた。院に行ってて、この前就活を始めた、と言ってた友人だ。ある程度、バカ話を繰り返す。色んな人の近況を耳にした。ようやく、自分の求めていたものを見つけた気がした。けど、無常なことにバイトの時間。友達は飲もうと誘ってくれたけど断るしかなかった、無念。
 そして次の日、学園祭の最終日。この日もなぜか僕は学校へ足を運んだ。相変わらず、昨日と同様のけだるい時間を過ごすしかなかったというのに。ただ、若手芸人のライブは少し面白く、久し振りに僕にも笑顔が戻った。
 実はこの学園祭の最後までいれば、僕が会いたがっていた人の中の何人かには会えたかもしれなかった。だが僕は芸人ライブの後、大学を後にした。向かった先は東京ドーム。この日リングを去るプロレスラー、高田延彦の引退興行である「PRIDE23」。僕は友人との再会よりもUインターとの再会を選んだのだった。(後編へ)

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